蘭国よりの刺客

クラブスタイル・スピードクルーザーといったハイスピードクルーズを信条とし、ルックスもさることながら、マシンのパフォーマンスアップにカスタムのトレンドが流れた。

そんな時代の背景に影響を受け、各ブランドがこぞってドロップしたアイテムの一つにFXRT/Pのれプリカフェアリングがある。新車リリース当時にはあまり日の目を見なかった、ある種の野暮ったさもある大振りのフェアリングがトレンドの動きに合わせて一躍の注目株となった。

Dominator Motorcycles（ドミネーターモーターサイクル）もそんなレプリカフェアリング戦線に名乗り出たブランドの一つである。

ドミネーターモーターサイクルのラインナップするフェアリングはロアフェアリングの設定がある点、カーボン製がある点が特筆すべきポイントだ。M8ソフテイル、ダイナ、FXR、ロードキングと対応車種も申し分なし。

また、ドミネーターモーターサイクルの名を広めた同社のヒット作といえば、Low Rider ST Headlight Lens Kit であろう。先述のカスタムトレンドの影響を受けて、2022年に新たに投入されたローライダーST。 そのアイコンともいうべきフロントフェアリングに、RTフェアリングのエッセンスを導入する。フェアリング制作に長けた同社ならではのアイデアとアプローチがマーケットに衝撃を生み出した。

Baja製LEDを投入したり、新作のリリース予定もあったりと、今後の動向にも注目されたし。